宮前土地区画整理事業

宮前土地区画整理事業

 本地区は、藤沢市の東部に位置し、JR藤沢駅より東に2.1kmの地点にあり、北東部に柏尾(かしお)川が流れている。
 この地域は、かつて龍燈山、長﨑山、固館(こたて)、堂坂、諏訪、川袋、腰巻と呼ばれ、なだらかな丘陵地の山林と畑が大部分を占めていた。また、地区内には、昔ながらの農道が数本あるだけで、梅雨期には冠水に悩ませることもしばしばあった。
 しかし、神奈川県による柏尾川の護岸工事や、周辺地区の市街化が急速に進み、本地区も次第にそれに対応する街づくりに取り組もうとする意識が高まった。
そのため、昭和46年10月、区画整理事業に着手した。約15年の歳月をかけて昭和61年6月24日換地処分の公告を受け、後河内(うしろごうち)公園など、公共施設の整った新しい街並みが誕生した。

事業概要

所在地 住 所 藤沢市宮前365~382
地 番 藤沢市宮前365~382
事業施行期間 昭和46年10月5日~平成4年5月26日
施行面積 5.38ha
所有権者数 77名
借地権者数 3名
総事業費 601,628千円
減歩率 公共:- 保留地:15.57% 合算:15.57%

施行区域

宮前土地区画整理事業

土地利用現況及び土地利用計画

項目 整理前㎡ 整理後㎡
公共用地 道路 2,160 4.0 11,209 20.8
河川・水路 36 0.1
公園・緑地 1,614 3.0
その他公共施設 115 0.2
宅地 田畑・山林 36,879 68.5 8,816 16.4
宅地 3,618 6.7 25,232 46.9
その他 347 0.7 434 0.8
保留地 6,510 12.1
測量増減 10,660 19.8
合計 53,815 100.0 53,815 100.0

設計図

宮前土地区画整理事業

換地図

宮前土地区画整理事業

航空写真で見る区画整理

施工前

宮前土地区画整理事業

1964年(昭和39年)11月15日

施工後

宮前土地区画整理事業

1988年(昭和63年)頃